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今年いっぱいでdunhillと銘を打ったパイプはなくなる。


昨年あたりから決まっていたようだが、dunhillというブランドではもうパイプを供給しなくなる。

今後は「The White Spot」というブランドのパイプメーカーとなり、パイプにdunhillという刻印は押されなくなる。



ウェブサイトもかなり前から「www.whitespot.co.uk」となっているし、住所も変わっている。



なぜダンヒルがパイプを止めるのか、それは93年にスイスのリシュモングループ(www.richemont.com)の傘下に入り、高級ファッションブランドとして喫煙関係と距離を置くため、といわれている。



オレ自身はダンヒルパイプにそれほどの思い入れはない。

けれど、1パイプスモーカーとして何本かは持っていたいパイプでもある。

それはおよそ100年、常にパイプスモーキングの王道を歩んできたプロダクツであり、まさにクラシックと呼ぶにふさわしい存在だからだ。尊敬に値する数少ないプロダクツだといえる。



dunhillの刻印が消えたからといって、プロダクツ自身は変わらないと思うが、ブランドの力というのは内にも働くもの。

この先、長い年月が経ったらどうなっているかわからない。



おそらく、年内に供給がストップしても流通在庫は来年中はもつだろう。中古市場やオークションなどでもしばらくは今まで通りの流通量はあると思う。

もし、新品でdunhillの刻印が入ったパイプを入手したことが無いなら、これから1年が勝負だ。

オールドダンヒルは素晴らしいが、バージンダンヒルを自分の味に育てる楽しみも捨てがたい。





さて、パイプ煙草も無くなるのだろうか?

それはまた別の問題がある。

現在Dunhill(大文字のD、筆記体ロゴ)煙草のブランドはBAT(British American Tobacco=www.bat.com)

が所有している。

パイプのロゴ(dunhill=小文字のd、ゴチック体)はダンヒル社が所有しているため、パイプから外すことができる。しかし煙草と葉巻のロゴはBATが所有しているので、買い戻せればタバコ製品を消すことが出来る。

現在のところそれは成功していない、と聞く。



いずれにせよ、喫煙者の減少、パイプスモーカーの減少がこのような事態を招いている。

仕方のないことだ。

手持ちのdunhillパイプを撫でながら、いつの日か復活することを祈るばかりである。





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本日煙になったタバコ

Cigarettes

  SevenStars:9本

  中南海:6本

  PEACE medium:2本

煙管

  小粋:2服

Pipe

  Dunhill London Mixture:2ボール

dry Cigar

  Villiger Export:2本