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東京の夏は今年も暑い。パイプ煙草を吸う気もなくなる。


いつも夏になると、シガーの消費量が増え、パイプ煙草は減る。

どうも暑苦しくてなかなかブライヤーに手が伸びない。

でも、パイプ煙草は吸いたい。



選択肢は3つ。

メアシャム、クレー、コーンだ。

メアシャムは完全に室内向け。クレーも使い捨ての素焼き以外は室内向け。

どこでも吸えて、落としても壊れないのはやはりコーンだけだ。



以前、購入したミズーリメアシャム。ちょっと小振りでショートスモーク向け。

ちょっと使い込んだコーンパイプは黄色く色づき（現在ココ）、その後黒っぽくなる（はず）。



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なぜコーンパイプなのにミズーリメアシャムというのか。



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たぶん、こういうことだと思う。

「オラ達のミズーリ州で採れたトンモロコシで作ったパイプはよ、メアシャムみてーにクールで、ドライなんだよ。うまいっぺ。おまけによ、吸ってるうちに色まで付いちまう。まあるでメアシャムだっぺ？」

まあ、言わしておこう。



そして最近購入したマッカーサー。これはでかい。入れようと思えば10gくらい軽く入る。



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このパイプ、シャンク中央に焦げがある。

これはかのダグラスマッカサーが自分の印として、ジッポーで焦げをつけたものを再現している。

ちなみに、当時マッカーサーがパイプをくわえて日本に降り立った理由は、アメリカンネイティブの友好の習慣を真似たものである。

という説があるらしい。本当だとしたら意外といいヤツかもしれない。



ともかく、これで夏のパイプ生活の準備は整ったわけだ。



コーンパイプのブレイクインだが、オレの場合甘い煙草を使う。

ブライヤーの場合、最初に癖を付けたくないので、必ずヴァージニアを使っている。

しかしコーンの場合、最初の10ボールくらいはコーンの香ばしい匂いが煙草の香りに混ざってしまう。この匂いと相性がいいのは甘い煙草だ。ちょうど甘い焼き菓子みたいな香りになる。

コーンの匂いが抜けたら、ブレイクイン完了。あとはその時々で好きな煙草を吸う。



道具としてのパイプと見た場合、欠点だらけのコーンだけど、ラフに使えるし、夏の屋外でも活躍する。

小うるさくない道具といえよう。



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