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文化や宗教は他国に伝わると徐々に現地のそれと混じり合うものだ。
葉巻とて例外ではない。
例えばアメリカではスポーツで優勝した際に葉巻を吸う。それを狙ったのか「Victory」というブランドもある。
また、子どもが生まれたときに葉巻を配る習慣がある。実際に誕生記念用のパッケージやリングが多数販売されている。
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日本でも誕生日やクリスマス、どんな記念日にも葉巻を吸う人たちが増えてきた。
その中でもオレが一番日本的だと思うのが「年越し葉巻」だ。
日本人は大晦日や正月に豪華なごちそうを食べつつ、静かに過ごす習慣がある。
いつもは真面目で勤勉な日本人も、その期間だけはたっぷりと休み、朝から酒を呑み、美味しいごちそうを食べて過ごすことが許される。
そんな時期の日本人のメンタルに合致するのが、葉巻だ。しかもとっておきの葉巻。
これを静かに除夜の鐘を聞きながら、とっておきの酒と一緒に楽しむ。そんな人が増えてきた。
葉巻は他のタバコに比べて長い。そんなところも年越し蕎麦に似て縁起がよいのだろう。
年越し葉巻から吸い初めと、全ての日本人がとっておきの葉巻を灰にする言い訳に困らない時期。

1年中、海外の祭りも積極的にうるさく楽しむ日本人も正月だけはオリジナルに過ごす。
海外ではアジアも欧米も花火を上げてうるさく楽しむ正月も日本では静かだ。
そんな時にしんみりと楽しむ葉巻は最も日本的な葉巻シーンだと思われる。

そこで提案したいのが、年越しから正月にちなんだ葉巻ブランドだ。
今までもKizunaとかBushidoといった日本を意識した葉巻ブランドはあった。しかし毎年コンスタントに売れる商品を考えるとしたら、それは「Toshikoshi」とか「Gashow」といったブランドでなくてはならない。

どこか出してくれないかな〜。

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