
最近意欲的な新製品が出たこともあり、全ピースを目の前に並べて吸ってみた。

新製品はPeace AROMA Royal(10mg)とPeace AROMA Crown(6mg)各500円。
製品のコピーにはこうある。(JT公式サイトを参照)
「特撰バージニア葉を選任ブレンダーが巧みの技でプレミアムブレンド…」。
この「特撰バージニア葉」というワードはアロマシリーズ以外ではTHE Peace「特撰バージニア葉を100%使用。」に使われている。
その他は「上質なバージニア葉」という表現が使われている。
このことから、THE Peaceに使用されている上澄みのバージニア葉を一部ブレンドしたシガレットであることがわかる。
たばこ屋さんの口上では「THE Peaceと通常のPeaceシリーズの中間の位置づけです。」とのこと。
そしてパッケージデザインはPeace LightsやPeace Super Lightsを縦長して背景にもエンボス加工を施したもの。ぱっと見には同じデザインに見えるので、実際に間違って買った人もいる。

味わいはというと、Peaceシリーズに共通しているのだが、バージニアにヴァニラベースの着香を施したもの。
CrownもRoyalも特撰バージニアというだけあって、煙がクリーミーで雑味が無い。着香も若干差をつけているようで、Royalのほうが葉の強さに併せて着香も強めの印象を持った。Crownはバランスがよい。TPOで好みが変わるだろうが、こってりした煙が欲しければRoyal、紅茶でも飲みながら読書するときはCrownを選択したい。フィルターをちぎって吸うとそれぞれの個性が際立つ。
いずれにせよ、最近のJTが出した新製品の中ではとても質の高いタバコといえる。
THE Peace以前に出た高級路線としてはPeace INFINITYがある。2006年発売だけどいまだに人気がある。しかしこのINFINITY、Peaceシリーズ唯一のDスペックである。オレはDスペックのコンセプトが嫌いだ。また経験上経年変化に弱く、味が落ちやすい。
バランスはとれているし、Dスペックではもっとも美味しいと思うが、Dはあまり吸いたくない。

Peace Lights(10mg)とSuper Lights(6mg)についてはアロマシリーズとの共通性(パッケージとタール値)から同じ系統なのかと思ったが、着香も違う。意識せずにいつでも吸えるような印象だが、Peaceシリーズのなかにあっては没個性といえる。あえて選択はしない。
THE Peaceは特にいうことはないのだが、もっとタール値が高いものを吸ってみたい。

そしてオリジナルPeace。タール値28mg、ニコチン値2.3mgという世界的にもめったにない強さを保ったタバコは絶対的な存在だ。タバコが本来持つパワーをなんとか留めている製品といえる。
ちなみにフィルター付きはタール値21mg。フィルターによって7mg濾過されている。それでも十分な強さを旨みを保っている。
高級路線のようなクリーミーさや凝った着香は期待できないが、シガレットで唯一「タバコ」を保っている製品だと思う。願わくばHOPEのブレンドでこれだけの強いものを吸ってみたいと思う。



PeaceはおそらくJTのプライドなんだと思う。どんな会社であってもプライドを持って世に問える製品を持っているうちは大丈夫だ。逆にそれがなくなればその会社は終わりだ。
Peaceよ永遠なれ。
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Cigarettes
Peace:1本
Peace Filter Original:1本
Peace AROMA Royal:6本
Peace AROMA Crown:5本
Peace Lights:1本
Peace Super Lights:1本
Peace INFINITY:1本
THE Peace:1本
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