
タバコの楽しみ方を阻害する「常識」を疑ってみよう。
先日ツイッターでフォローしている方が吸いかけの葉巻を後日吸ってみたらとても美味かった、という発言を読んで感心したのでこの記事を書いてみようと思った。
というのも、オレは「常識」として一度葉巻に火を点けたら最後まで吸うべし、と公言していたからだ。葉巻のシケモクは美味くない、というどこかで読んだか聞いたであろう話を疑いも無く信じていたからだが、どうやらそうではないらしい。
タバコの楽しみ方研究家を名乗るオレとしてはなんともアウトなスタンスだろう。で、反省を込めて一緒に疑ってみよう。
タバコの賞味期限という常識。
国内生産のシガレットには賞味期限が記載されている。また、一般に葉巻などは寝かせることで味わいや香りにまとまりが出て美味しくなると、ヴィンテージ葉巻がもてはやされている。しかし、ヴィンテージにも限度があると思われており、ヴィトラによっては長期保存には向かない葉巻もあるとされる。
また、オレ自身の狭い経験から、カットされたタバコ(パイプやキセル用、シガレット)やニコチンの弱いタバコほど長期保存で味わいが消えてしまう、という持論を持っていた。従って葉のまま閉じられた形状の葉巻は最も長期保存に耐えるもの。それでも20年くらいだろう、と考えていた。
しかし、その常識が覆された。TSC例会で100年近く前の刻みをキセルで吸った時だ。現代の刻みよりも細いカット、髪の毛よりも細いカットのタバコはオレの常識では最も早くその風味を失ってしまうはずだった。
それが美味かったのだ。しっかりとした香り、そしてニコチン感に目を見張った。
元になっているタバコ葉が持つ地力が違うのだろうか。
ここで得た教訓。
何時作れたタバコであっても、どのような状態に置かれたタバコであっても「タバコは火を点けるまではわからない。」ということ。
パイプに関する常識。
国内の状況しか知らないけど、代々受け継がれてきた常識がある。例えばパイプはチャンパー内にカーボン層を形成して初めて美味しくなる、というもの。これなんかは最近完全に崩れているようではある。
実際に何本も吸っていれば、ブレイクイン時(カーボン無し)が最も美味しいパイプに沢山出会うからだ。
また、パイプ煙草の詰め方も基本とされる3段詰め以外にもフランクメソッドと呼ばれる詰め方や、それぞれのオリジナルな詰め方がネットで共有されるようになり、楽しみ方が広がっている。
ネットによる体験の共有がこうした古い常識や間違った常識を壊してくれる。パイプ喫煙者は世界でもかなり少数派となってしまったが、ネットのおかげで情報だけは昔よりも持てるようになった。
タバコの作法に関する常識。
特に葉巻やパイプなど始めるのに若干敷居の高い印象がある趣味喫煙について、初心者の方々から様々な質問を受ける。それらはたいてい作法という常識についてだ。
「煙は吹かすんですよね?」、「葉巻はどこまで吸うんですか?」、「この道具はなんですか?」等々。
もちろん、初めての人が楽しむための方法やルールがあるなら知りたいと思うのは当然だよね。
「葉巻のカットはこのように、着火はこのように、煙は肺に入れずゆっくりと吹かして香りを楽しんで下さい。灰は2センチくらいで折ってください、消すときはただ置くだけで決して灰皿に押しつけないように。」
シガーバーなんかで時々目にする光景だ。
まあこれでいいんだろうけど、できれば最後に「でも楽しみ方は自由ですから、ご自分にあった方法を探してみてください。」と一言付け加えてくれたらいいね。
オレ自身油断すると常識に囚われてしまうことも多い。
幸い、TSCの活動によっていくつも常識を覆されたこともあり、いくらか自由になれたと思う。
体験すること。これに勝るものはない。仲間がいればなおいい。

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チラシ裏面
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HOPE SOUR-RED:8本
中南海:9本
Cigarrillo
COHIBA mini:3本
というのも、オレは「常識」として一度葉巻に火を点けたら最後まで吸うべし、と公言していたからだ。葉巻のシケモクは美味くない、というどこかで読んだか聞いたであろう話を疑いも無く信じていたからだが、どうやらそうではないらしい。
タバコの楽しみ方研究家を名乗るオレとしてはなんともアウトなスタンスだろう。で、反省を込めて一緒に疑ってみよう。
タバコの賞味期限という常識。
国内生産のシガレットには賞味期限が記載されている。また、一般に葉巻などは寝かせることで味わいや香りにまとまりが出て美味しくなると、ヴィンテージ葉巻がもてはやされている。しかし、ヴィンテージにも限度があると思われており、ヴィトラによっては長期保存には向かない葉巻もあるとされる。
また、オレ自身の狭い経験から、カットされたタバコ(パイプやキセル用、シガレット)やニコチンの弱いタバコほど長期保存で味わいが消えてしまう、という持論を持っていた。従って葉のまま閉じられた形状の葉巻は最も長期保存に耐えるもの。それでも20年くらいだろう、と考えていた。
しかし、その常識が覆された。TSC例会で100年近く前の刻みをキセルで吸った時だ。現代の刻みよりも細いカット、髪の毛よりも細いカットのタバコはオレの常識では最も早くその風味を失ってしまうはずだった。
それが美味かったのだ。しっかりとした香り、そしてニコチン感に目を見張った。
元になっているタバコ葉が持つ地力が違うのだろうか。
ここで得た教訓。
何時作れたタバコであっても、どのような状態に置かれたタバコであっても「タバコは火を点けるまではわからない。」ということ。
パイプに関する常識。
国内の状況しか知らないけど、代々受け継がれてきた常識がある。例えばパイプはチャンパー内にカーボン層を形成して初めて美味しくなる、というもの。これなんかは最近完全に崩れているようではある。
実際に何本も吸っていれば、ブレイクイン時(カーボン無し)が最も美味しいパイプに沢山出会うからだ。
また、パイプ煙草の詰め方も基本とされる3段詰め以外にもフランクメソッドと呼ばれる詰め方や、それぞれのオリジナルな詰め方がネットで共有されるようになり、楽しみ方が広がっている。
ネットによる体験の共有がこうした古い常識や間違った常識を壊してくれる。パイプ喫煙者は世界でもかなり少数派となってしまったが、ネットのおかげで情報だけは昔よりも持てるようになった。
タバコの作法に関する常識。
特に葉巻やパイプなど始めるのに若干敷居の高い印象がある趣味喫煙について、初心者の方々から様々な質問を受ける。それらはたいてい作法という常識についてだ。
「煙は吹かすんですよね?」、「葉巻はどこまで吸うんですか?」、「この道具はなんですか?」等々。
もちろん、初めての人が楽しむための方法やルールがあるなら知りたいと思うのは当然だよね。
「葉巻のカットはこのように、着火はこのように、煙は肺に入れずゆっくりと吹かして香りを楽しんで下さい。灰は2センチくらいで折ってください、消すときはただ置くだけで決して灰皿に押しつけないように。」
シガーバーなんかで時々目にする光景だ。
まあこれでいいんだろうけど、できれば最後に「でも楽しみ方は自由ですから、ご自分にあった方法を探してみてください。」と一言付け加えてくれたらいいね。
オレ自身油断すると常識に囚われてしまうことも多い。
幸い、TSCの活動によっていくつも常識を覆されたこともあり、いくらか自由になれたと思う。
体験すること。これに勝るものはない。仲間がいればなおいい。

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