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日本の煙管の歴史で江戸末期から明治にかけての細工は恐ろしいまでの美しさだ。


ずっと探していた雑誌があった。

「緑青 vol.36 粋な喫煙具」清水三年坂美術館コレクション。

骨董専門雑誌のバックナンバー。



以前にタバコの友に見せてもらってからずっと探していたのを、たまたま入った古本屋で発見した。

小躍りしながら購入したことはいうまでもない。

これだ。

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見かけたら即買いの素晴らしい雑誌。



オレは煙管の細工が最も隆盛を極めたのは江戸中期から後期にかけてかと思っていたがそれが違っていた。

江戸後期から「煙管張り」と呼ばれる職人の他に、当時最も卓越した金工技術を持っていた「装剣金工」が加わり、優れた彫金技法を駆使した煙管が作られるようになり、明治9年の帯刀禁止令によって更に装剣金工が煙管の世界に入ってきた。

そして、大戦やシガレットの普及とともにこれらの技術は失われた。



とにもかくにも恐ろしい細工を見てもらおう。ため息がでるはずだ。



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どうだろう。素晴らしい芸術ではないか。

オレにはあなたのため息が聞こえる。

この煙管たちの実物を見るには京都の「清水三年坂美術館」に行けば良い。

オレも今年のうちに行ってみよう。





おまけの話。

先日、粋人会議で落語を聴くイベントがあった。

桂歌助師匠の「芝浜」を至近で、日本酒と煙を味わいながら。

素晴らしい体験であった。酒も煙も5割増の美味さだった。





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この日煙になったタバコ

Cigarettes

  中南海:6本

  PEACE:8本

Pipe

  Mac Baren Virginia No.1:1ボール

  Rattray Hal O'the Wynd:1ボール

  Mac Baren CUBE box:1ボール

Cigarillo

  Petif Pure Havana Filler:3本