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引き続きシガーに込められたストーリーを引き出す作業を続けてみる。


Partagas Lusitanias slb 1990年



昨日、都内某所(場所は明かせない)にて90年のルシタニアスを吸う機会に恵まれた。

Partagas Lusitanias、Factory Name:Prominentes、Length:194mm、Ring Gauge:19.45mm

一般にダブルコロナと呼ばれるでっかい葉巻だ。



若いルシタニアスはきらびやか甲冑を身につけ、大きな馬にまたがり、戦場を縦横に駆け巡る無敵の戦士といったイメージがあり、5〜10年寝かせたルシタニアスは華麗な戦い方をする油の乗り切った歴戦の勇者。





20年寝かされたルシタニアスは既に現役を退き、伝説として語られる戦士だ。

ラッパーは深く濃く、しっとりとした落ち着きで威厳をはなっている。

火を灯せば老ルシタニアスがたき火のすぐそばに腰掛けて話し始める。

ニコチン感は薄れ、枯れた印象だが、葉巻としての香りの構成や味わいはしっかりと残っている。

老ルシタニアスの話は続く。

若かりし頃、疲れを知らずに戦い続けたこと。

美しい娘に恋をし、花畑に遊んだ思い出。

そして若い戦士を育て、共に戦ったこと。

多くの教えと伝説を残し、戦場を去る時の苦い想い。

最後に引退した後も、自分の戦士としての魂はまったく錆びていない、

と主張しているような強さをまざまざとみせつけられて後、

ゆっくりと火は消えていった。

遠くに交響曲が聞こえたような気がした。

あれはベートーヴェンの交響曲第3番だったか。





おそらく、ニコチンの強さを伴ったバランスが保たれているのは10年くらいであろう。

その後は徐々にニコチンが抜けてゆくと思う。

このシガーのベストを味わうなら5〜10年以内をお勧めする。

もちろん、フレッシュな化粧箱もオレは大好きだ。



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この日煙になったタバコ

Cigarettes

  PEACE:2本

  中南海:4本

Pipe

  Dunhill FLAKE:1ボール

  SOLANI English Luxury Mixture:1ボール

Cigarillo

  Macho:2本

Cigar

  Partagas Lusitanias slb 1990