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前回に引き続きシガーに込められたストーリーを引き出す作業を続けてみる。


長いシガー、あるいは長くて細いシガーには吸っているうちに、その味わいや香りが大きく変化するものが多い。

ゆっくりと時間をかけて味わえば、その変化にはストーリーが見えてこないか?

ほんの1時間から2時間の物語だが、同じシガーを吸っても見えてくるストーリーはいつも違う。

そんなシガーをオレは「クラシック」と呼びたい。



Montecristo EspecialesとEspeciales No.2はMontecristoのなかでも好きなシガーだ。



今回はEspecialesをじっくりと味わってみた。





これを吸うとまず、森が現れる。

黒い蝶が飛んでいる、後に続いて歩いてゆく。



光が差し込む雨上がりの雑木林というような雰囲気だ。

植物の香りと土の香り。

どこか遠くに花も咲いているようだ。しかも小さな花。



初夏だろうか、虫を誘う樹液の甘い香りが漂ってくる。

足下からは腐葉土の香り。

景色は次々と変わり、その変化を飽きずに眺める。



黒い蝶はやがて深い森に入ってゆく。

徐々に植物は棘を持ったものに変化していた。



やがて森は開け、湖に出る。

これ以上はついてゆけない。

そこで、ゆっくりとシガーを置く。





Especialesはどちらかというとスローなストーリーを見せてくれる。

それに比べてEspeciales No.2はややアップテンポで味や香りの傾向は一緒だが、見せるストーリーが違ってくる。

この違いが面白い。





今年は1本でも多く、クラシックシガーを吸い、そのストーリーを書きとめてゆこう。







「おまけの関係ない話」



オレの葉巻仲間である井上彩名は本業の女優よりも、今は文筆業やシルバーデザインの仕事をしている。

彼女が最近原作を書いた猫のコミックが発売された。

かつて彼女が飼っていた猫の闘病記をまとめたものだ。

泣けて笑えるて、なおかつペット看病のハウトゥが満載だ。

猫好きなら買い、だろう。



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ちなみにこのかわいらしい表紙のデザインをしたのははオレ。

このデザインのせいで、彼女はおれのことを「ファンシー塩澤」と呼ぶ。

本屋で見かけたら買ってやってほしい。









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この週末煙になったタバコ

Cigarettes

  PEACE:4本

  中南海:21本

  SEVEN STARS:24本

Pipe

  Dunhill FLAKE:2ボール

  Dunhill 21000:1ボール

  W.O.Larsen No.28:4ボール

  Ashton BlackParrot:1ボール

Cigarillo

  Macho:4本

Cigar

  Montecristo Especiales

  Saint Luis Rey LONSDALES SLB 1998