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パイプによって煙草の味わいは変わる。


多くのベテランスモーカーは煙草によって使用するパイプを替える。

厳密に煙草毎にパイプが決まっている人もいれば、大まかに決めている人もいるだろう。

なぜパイプを替えるか、それはパイプに残った他の煙草の香りが次の一服に影響してしまうから。



オレも大まかに使い分けている。

そしてパイプのシェイプによってはっきりとした傾向がある。



オレの場合、新しいパイプのブレイクインはヴァージニア煙草を使う。

香りの癖が無く、その後何を吸ってもあまり影響しないからだ。

逆にいうと、ラタキアや甘い着香煙草はその後の一服に影響を及ぼす。ということ。



使用する煙草はMac Baren Virginia No.1が最も多い。

どこでも入手でき、安価で、味に癖が無く、Virginiaの特徴がよく表現されているから。



Virginia No.1によるブレイクインの際、とても美味しく感じられたらそのパイプはヴァージニア専用となる。

次にラタキアを試す、ここでラタキアがやけに美味ければ、そのパイプはラタキア専用となる。

残りのパイプは着香を中心としたオールマイティー用となる。



こうやって分けていくとそのパイプのシェイプにある傾向が現れる。

ヴァージニア用は必ずストレート。

ラタキア用はストレートかハーフベント。

着香(オールマイティ)はハーフベントからフルベント、チャーチワーデン、メシャム。

と、はっきりとした傾向だ。



なぜだろうか。オレなりに考えてみた。



パイプの煙はパイプ内を通る際に、障害物があるとそこで煙の中の水蒸気を結露させたり、香り成分を付着させたりする。

システムなどの構造を見ると、むりやり煙だまりで水分を結露させてドライな煙を供給する。

つまり、煙の味も香りも、障害物が多ければ薄まり、無ければそれだけストレートに口に届くのだと思う。



これらの条件を好みと併せて考えると、自ずと吸う前からどんな煙草を吸うのかが見えてくる。

もし着香しか吸わない人だったら、こってりと味わいたい時はストレートを選択し、やや弱めたい時はフルベントやシステム、チャーチワーデンなどを選択すればいいだろう。

ラタキアしか吸わない人もそうだろう。



とはいえ、必ずしもそうならないのがパイプの面白さでもあり、予想を裏切られることも嬉しい発見に繋がる。



また、オレの楽しみとして、着香を主に吸うオールマイティー用にラタキアやヴァージニアをたまに入れてやる。

即席のブレンド煙草が楽しめる。逆はしないけどね。

柔らかく発想すれば、パイプ煙草は無限の楽しみをもたらしてくれることがわかる。



最後に、もしパイプに香りを残したくないなら、なるべく煙草を完全に灰にすることと、ジュースが出ない喫煙をする。

しかし、決してそれが美味い吸い方でも、上手い吸い方という訳でもない。



自分の美味しいと思う吸い方でパイプを育てるのがベストだ。→煙草blogランキング



本日煙になったタバコ

Cigarettes

  中南海:6本

  Caster:2本

Pipe

  Ashton Black Parrot Special Cut:1ボール

  W.O.Larsen Edition 2009:1ボール

  Dunhill MM965:1ボール

Cigar

  Saint Luis Rey Lonsdale Cabinet

  Quintero Brevas