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例によって独断でお届けする。


シガーを始めて2〜3年くらいは誰でも色々なシガーを経験したくてとか、もっと美味いのがあるんじゃないかなとか、とにかく種類をこなしたり、新しいビトラが発表されればすぐさま飛びついたり、リミテッドは必ず吸わないと落ち着かなかったりするものだ。



そしてある程度本数と種類をこなして落ち着いてきて、自分の中でシガーの順位やTPOのマップができてくる。



そんなタイミングの人へ、キューバシガーでこれは落としちゃいけませんよ、これを吸ってから落ち着いてね、という銘柄を紹介する。

もちろん国内流通銘柄。



基準はオレが考えるいかにもキューバらしいテイストを持ったシガー。

キューバらしいテイストを一言でいうことはできないが、あえて言葉を絞れば「強さと複雑さ」だろうか。

それらはクラシックと呼びたくなるシガーだ。



なぜ今これらを勧めるのか。

Habanosはビトラの入れ替わりがけっこうあるんで、姿を消す前に吸っておこう。

また、2000年以降のHabanosはやたらとマーケティングに力を入れ、新しい限定品を多く開発している反面、レギュラーの品質維持・向上にそれほどこだわっていないように感じるからだ。





だから、消え去る前に、品質が落ちる前に、これだけは吸っておけ。





Saint Luis Rey Lonsdale Cabinet

古き良きキューバシガーのテイストを残すシガーだ。ChurchillやCoronasも同じ系統だが、バランスはLonsdaleが優れていると思う。

穏やかで複雑なアロマに酔える。Serie AやRegiosあたりが流行のビトラだろうが、この2種はクラシックとは呼びたくない。



H. Upmann Sir Winston

これを吸うとシガーの作り手たちが何を守ろうとしているかを感じることができる。

やはりMagnumやPetit Upmannあたりが人気のビトラだが、オレはSir Winston以外はあまり吸いたいと思わない。



Montecristo A

やはりこれは外せない。1本でいいから吸っておくべきだ。なぜ、かように大きなシガーが必要なのか、その答えを知りたくないか?



Montecristo Especial No. 2

こういった細いビトラにこそクラシックを感じる。見た目を裏切る強さ、荒々しさの裏にある甘い蜜の香り。



Cohiba Lanceros

Cohibaは新しいブランドだけど、このビトラにはクラシックを感じる。あまり強さはないが、フローラルの華やかな香りの裏にあるハーブの複雑な味わいは一度経験すれば、忘れられない。次点としてPanetelasとCoronas Especialesを挙げておく。人気のSigloシリーズやRobustosはいはゆる「いまどき」感あふれるシガーで、オレの好みではない。



Partagas Lusitanias

Lusitaniasは王様だ。その姿、その強さ、その華やかさ、どれをとっても王者の風格。ノックアウトされる快感がある。

次点はShortsか。人気のSeries D No. 4は洟垂れ小僧だ。





以上が、オレの考えるクラシックを感じるキューバシガーだ。

もちろん美味いシガーは他にも沢山あるし、好みのキューバシガーも他に沢山ある。

しかし、キューバン・クラシック・テイストと呼びたくなるシガーは上記のものだけだ。



もし、まだ試していなかったら是非火を点けてみてくれ。

あなたのシガーマップがより完成度の高いものになるはずだ。



このビトラたちが消えませんように!→煙草blogランキング



本日煙になったタバコ

Cigarettes

  中南海:15本

  American Spirit Red:2本

  Peace:5本

Pipe

  W.O LARSEN 1864:1ボール

  Dunhill 21000:1ボール

Cigar

  Saint Luis Rey Coronas