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パイプを何本も持っていると、

自然に煙草に合わせてシェイプを選択するようになる。


きっと多くの人が煙草の味の傾向によってパイプを使い分けていると思う。

オレも厳密ではないがそうしている。



その際、パイプのシェイプはどのように煙草の味や、パイプ選択に影響するのだろうか。

オレなりに乏しい経験の中から導き出したものを紹介しよう。



その前に、オレは新しいパイプをおろす際に使う煙草はMac Baren virginia no.1と決めている。

理由は、癖の無いヴァージニアだから。no.1でブレイクインすれば、パイプに香りの癖がつかないからそのまま別の煙草用に使っても差し支えないから。

それで、no.1がやたらと甘く、美味しく感じたらそのパイプはヴァージニア専用として、RATTRAY'S やMcClellandのヴァージニアをやるときに使用することになる。



煙草に合わせたパイプの使い分けだけど、オレの場合はこの3通り。

1.ヴァージニア専用

2.ラタキア専用

3.オールマイティー(着香もラタキアもヴァージニアでもケンタッキーでもペリックでもなんでも)



ヴァージニア専用に使っているパイプはストレートであること。火皿はそれほど大きくないもので、チムニーのようなタイプもいいと思う。

煙道の太さも標準的なものがいい。

繊細な味わいと香りを楽しめる。



ラタキア専用に使っているパイプは、ストレートで火皿が大きく煙道が太いもの、ハーフベントで煙道の太いもの、ホーン。

旨味の濃いラタキアをこってりと味わいたいからこういうチョイスになる。



オールマイティになりやすいシェイプはハーフベントからフルベント、長いもの、小さいもの。

着香専用をつくらないのは、もっている煙草の中で着香の割合が少ないから。

それと、多少甘い香りの残るパイプでラタキアを吸うのも、その逆も美味しいと思っているから。



ちなみに、煙草は全て灰にしてやるとそれほど香りは残らない。



シェイプがストレートで煙道が太いほど煙草の味と香りがストレートに感じられ、曲がっていれば曲がっているほどそれが薄らぐように思える。

おそらくそれは、煙の通る道に障害(カーブとか)が多いほど、そこで水分と一緒に味も香りも結露して留まってしまい、口に届かなくなるからだ、と推測している。

チャーチワーデンのように長いパイプも同様。



だからオレの場合、自然とそういった割り振りになってくる。

初めから意識して厳密に割り振っているわけではない。しかもオレだけに通じる理屈かもしれない。

嗜好品だもんね。



賛同する人もしない人も→煙草blogランキング



本日煙になったタバコ

Cigarettes

  PEACE:9本

  中南海:1本

Pipe

  Mac Baren virginia no.1:1ボール

  W.O.Larsen 1864:1ボール

  SAVINELLI Armonia:1ボール

Cigar

  Ramon Allones Specially Selected