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ダンヒルのパイプ煙草が廃止銘柄に入ってしまった。

これにはオレも冷静ではいられない。


先日いきつけの煙草屋で見た「緑新聞」(煙草の業界紙)の廃止銘柄コーナーにダンヒルパイプ煙草の全ラインナップがリストされていた。

噂には聞いていたが本当だったんだ。



ダンヒルのパイプ煙草はオレにとってはとてもスペシャルな意味を持っている。



オレが初めてパイプに詰めた煙草が「Dunhill My MIxture 965」だったから。

ダンヒルの煙草でパイプの美味さを知ったんだ。

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965とNight Capは今でも吸っている、ダンヒルの中のお気に入り銘柄だ。

Night Capは昨年、日本の市場からほぼ姿を消した。



「うちは965を1000缶仕入れたからしばらくは大丈夫だよ」煙草屋の店主は言うが、その横から10缶単位で買っていく客たち。

年が明ける頃には日本の市場からダンヒルのパイプ煙草は姿を消すだろう。



アルフレッド・ダンヒルというブランドは1880年に馬具専門製造卸売業として始まった。1893年から衣類や小物の製造業とビジネスを広げる。

そして1904年、当時車周りの小物を製造していたダンヒルのもとに顧客から、車を運転している時の風でパイプの煙草がちゃんと燃えない、なんとかならんか、という相談を受けてフード付きの「ウィンドシールド・パイプ」を発明する。ここからがダンヒル煙草の歴史が始まる。

1907年 「愛煙家が必要とするものを最高級の品質で提供すること」として煙草専門店をスタート。

1923年には後に「ユニーク」と名付けられるライターを発明。



現在ブランドはブリティッシュ・アメリカン・タバコ社という巨大煙草会社が所有している。

この会社にとってはパイプ煙草なんて分野はどんなに売れても雀の涙。

それよりもダンヒルブランド(喫煙以外の)から煙草のイメージを切り離したい、というのが本音だと聞きかじった。

ということは単なる輸入中止ではなく、製造中止なのだろうか。



だとしたら目に付いた965は買い占めだ。

海外からも枕(バルク)単位で買っておかなくては。



バルカンソブラーニのときも、煙草屋は「まだ在庫沢山あるよ〜」などと言っていたが、あっというまに売り切れた。

後悔しないためにもある程度のストックは持ちたいだろう?



初めてのパイプ煙草でその美味さを教えてくれた965が無くなると聞いて、冷静でいられなくなっているオレだ。



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本日煙になったタバコ

Cigarettes

  中南海:2本

  HOPE:2本

  AmericanSpirits:1本

Pipe

  Rattray's Marin Flake:1ボール

  Dunhill My MIxture 965:1ボール

  Dunhill Night Cap:1ボール

Cigar

  Joya de Nicaragua Celebration Torpedo