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一番好きなシガーはLusitaniasと紹介した。

今日はオレの最も好きなパイプ煙草を紹介しよう。


Rattrayは1903年にスコットランドで生まれ、第2次大戦後ロンドンのマッコーネル社にレシピとブランドが売られ、更に70年代にハンブルグのウェード社、80年代には今のコールハスに売られた。

だからRattrayはドイツ製のイングリッシュミクスチャだ。



古いレシピが現代まで継承されている貴重なブランドだ。

ラインナップの3分の2はラタキアを使ったイングリッシュミクスチャ、残りはヴァージニアアブレンド。

Rattrayの煙草で最も人気があるのが、Marlin Flake、Hal O the Wynd、Old Gowrieといずれもヴァージニアブレンド。

それぞれヴァージニア葉の持つ甘みを上手に引き出した逸品。どれもオレは好きだ。



その中でもオレがMarlin Flakeを特に好きな理由は、ヴァージニアの甘みに熟成された深い旨味が加わり、奥深く複雑なテイストに仕上がっているからだ。

これはフレイクという加工によるところも大きいと思う。



このフレイク煙草というのは板状に圧縮して熟成された煙草を薄い板状に切った煙草葉のことだ。

Marlin Flakeのパッケージでその形状を紹介しよう。



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100g缶



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蓋を開けたところ。中に折り畳まれたフレークが見える。甘酸っぱい良い香りが立つ。



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このフレークが4.5枚入っているのだが、伸ばすと結構長い。

ちなみに下にあるのは出汁用昆布だが、特に意味はない。



こいつを良く揉みほぐしてボールに詰める。 Marlin Flakeは固くないので手で簡単にほぐれるから煙草グラインダーは必要無い。



Marlin Flakeは国内で手に入る。値段は100g缶が4000円とやや高い。安く手に入れるには海外通販を使うとよいだろう。定価18$だが、12〜16$で売られている。バルクだと更に安く買えるが、缶の方が保存が完璧なのでオレは必ず缶で買う。



Rattray以外の美味いヴァージニアフレイクでお勧めなのはSamuel Gawith Full Virginia Flake。フルボディで旨味が濃い。



シガーもそうなのだが、一番好きな煙草だけあればいいかというとそうではない。甘い煙草も辛いシガーも喫めなければ、きっと飽きてしまう。一番好きといってもあくまで僅差なのだ、ということ。



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本日煙になったタバコ

Cigarettes

  中南海light:20本

Pipe

  Rattray's Marlin Flake:2ボール

  CAROLINA rose:1ボール