001



既にシガーを卒業した彼に聞いても答えてくれない。

自分で考えてみよう。


昔からキューバ産(≒ハバナ)のシガーは最高だと言われてきた。

もちろん今も最高だ。誰もそれに異論はないはずだ。



どんな宗教だって、イデオロギーだってここまで異論のないものはない。

なぜだろう?



ここ数年、キューバ産の種を使って作られたシガーが各地で生産されている。

でも不思議なことにそれはハバナとは違う葉巻の味に仕上がっている。

つまり品種の差では無いということ。



製法の差も考えられない。

革命前後にかなりの技術が流出している。巻きの品質でいえばキューバは一部の超高級製品を除けば、はっきりと悪い。



次に考えるのがワインのぶどうだ。

同じ畑にみえるが、ちょっとした角度、高度で違うワインが出来上がる。

タバコは平地で育てるから高度は関係ない。

あとは土壌の差だ。



確かに同じキューバ国内でも地方によってタバコの味わいは変ってくるらしい。

場所によって、甘みが強かったり、軽い味わいだったりするそうだ。

ということは、同じカリブとはいえ距離が開けばそれだけ味も変ってくる、ということだろう。



こんな説を聞いたことがある。

昔の地球に、恐竜絶滅の原因の一つにもなった隕石による巨大クレーターがあって、実はカリブの地形はそのクレーター跡であり、他の地方とは土壌の成分がかなり異なる。その成分の偏り具合によってタバコの味に差がでる。

ロマンチックな説だ。



タバコも農作物なので、土壌によって味の差がでるのはあたりまえなのかもしれない。

東京の野菜より京都の野菜が美味しいのと同じことか。



シガーの産地別の特徴は、オレの個人的な印象でいうとこんな感じだ。

キューバ:甘くて強い。複雑な香りがあり、味と香りのバリエーションが広い。

ドミニカ:甘くて軽いものが多い。香りがよい。

ニカラグア:程々に味も香りもある。やや強めで、やや単調。

ホンデュラス:やや強いものから強いものがあり、香りよりも味わいが深い。

フィリピン:天然のどぜうのように泥臭い。甘みは強い。



美味い京野菜で一杯やりたくなってきた。



煙草blogランキング



本日煙になったタバコ

Cigarettes

  中南海 Light:5本

  ALPHABET R:10本

Pipe

  Orlik Golden Sliced:1ボール

  Samuel Gawith Squadron Leader:1ボール

Cigar

Joya de Nicaragua Selection