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オレは梅雨時期のシガーが一番好きだ。

なぜだかいつもより美味しくなっている。


シガーをはじめ、タバコの味は湿度と温度に左右される。

一般に、というか世界の定説としてシガーは湿度70%華氏70度(摂氏21度)が適正環境といわれている。

たしかダンヒルかダビドフが言い始めて世界に定説として広まった、とどこかで読んだ。

オレ自身はそれほどシガーの保管に神経質ではない。冬は加湿、夏は除湿という程度。けっこう大雑把に保管している。



日本の梅雨の時期は湿度が高くて、気温が20度ちょい。シガーに最適な季節かもしれない。

以前より梅雨の時期にやるシガーは美味いと感じていた。というより好みに合っている。ヒュミドールを開けたときの香りからして違う。この時期は何故かとても良い香りがヒュミドールから立ち上る。



朝から雨がしとしとと降っている日は足が自然とシガーバーに向く。

そんな日は普段それほど保管に気を配っていないバーでも極上のシガーを提供できる。



梅雨を頂点に夏いっぱいまでがオレのシガーシーズンだ。

さっぱりとしたカクテルとシガーがオレの夏を盛り上げてくれる。



逆に暑くなるにつれて出番が減るのがパイプだ。

いくらクールスモーキングを心掛けても、ほんのり暖かいパイプのボールは夏の時期はちょっと暑苦しい。

冬はカイロのように優しく手を温めてくれるパイプも、夏はクーラーの効いた部屋で喫みたい。



参考に「季節によるタバコの好みグラフ」を作ってみた。もちろんオレだけにあてはまるものなので、参考にはならないか。

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梅雨はみんなに嫌われる季節だが、オレはいつでもウェルカムだ。



本日煙になったタバコ

Pipe

 Davidoff ROYALTY:1ボール

 G.L.PEASE Cunberland:1ボール

 Rattray's OLD GOWRIE :1ボール

 Rattray's HAL O' THE WYND :1ボール

Cigar

 Hoyo de Monterrey Petit Robsto

 Montecristo No.1