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そして日本の煙管文化も消えるのだろう。
そんなことを予測させる衝撃的な出来事があった。
刻みを吸ったことのない喫煙者や最近初めて煙管を吸った人には、何が衝撃なのかわからないかもしれない。

それは今日のTSC例会で起こった。
今日は新旧様々な刻みを吸いくらべる「利きたばこ」を楽しんだ。
トモカズのコレクションに現行の刻みを加え、吸いくらべた。
水府、冨貴煙、ききょう、あやめ、みのり、旧小粋、新小粋、松川刻み、などを味わった。

IMG_7651a

戦前の刻みがこれほどまでに風味を保っていることにも驚く。そして、阿波葉がなくなってブレンドを刷新した現行の小粋との吸いくらべ。現行の小粋は明らかにコクが無くなっていることに気づく。

そして現行の刻みのもう一つ「松川刻み」のパッケージを開いた瞬間に衝撃を受けた。
「なんじゃこりゃ!!」思わず声を上げた。
これが松川と他の刻みを一緒に撮影したものだ。

IMG_7658b

おわかりだろうか。左上が松川刻みなのだが、これはもはやシャグである。髪の毛より太い日本の刻みを初めて見た。
今まで、宝船などの海外製造の刻みなら仕方ないかな、と思っていたが、日本の刻みがこうなってしまったことに衝撃を受けた。
刻み自体は一度日本から消えた。ビジネスとして成り立たないから。それを梨園の働きかけなど、様々な要因で復活し、現在に至っているのだが、この粗い刻みを見た瞬間「今度は本当に終わる」。と感じた。
今までと違って今回の状況は、やらないのではなく、出来なくなってしまったということ。技術が失われてしまったのだ。
1〜2年ではないにしろ、これから徐々に煙管文化は消えていく。そうオレは確信した。

小さなきっかけで大きなものが失われる。歴史の常である。


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