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Peace ClassicにJTの本気を見た。
今年はPeaceの発売70年記念の年だ。Peaceファミリーのシガレットにはアニバーサリー・エンブレムが冠され、Peace Classicという限定のアニバーサリー・ブレンドが発売された。
このシガレットは発売数がかなり限定されており、初回のロットで終了すると聞いている。つまり、買えなかったら二度と手に入らない。仕入れられない煙草屋もあるだろう、仕入れられても通常は1カートンくらいだそうだ。大きな煙草屋でも数カートン仕入れられるかどうか。
オレはなんとか2つ入手できた。1つはすぐに吸い、1つは経年変化をみるために3年くらい寝かせておく。

特徴的なのはそのパッケージだ。外箱はブラックにグレーの唐草模様、文字は特色の金、アニバーサリー・ロゴは金の箔押し。缶はハトの部分だけエンボス加工が施されている。

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そして、店頭で購入すると、ブラックの紙袋、エンブレム入りのコースター、小冊子、カタログがおまけで付いてくる。おそらく贈答品としての需要も考えてのことと思われる。確かに1500円といえばとても高いシガレットだが、プレゼントとして考えると手頃な価格だ。ザ・ピースが発売された当初も、愛煙家の上司へのバレンタインプレゼント需要があったそうだ。

とりあえずせっかくなので待ち受けにしてみた。

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缶の内側は密閉されている。真空ではない。
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紙をはがすと甘い香りのティンノートが部屋に広がる。そして着火前のシガレットを鼻に近づけて香りを嗅ぐと、ほんのりアンズの香り。これはヨーロッパ方面で好まれるヴァージニア・ブレンドによくある香りだ。いわゆるゴールデン・ヴァージニア系の香り。

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1本取り出してみるとフィルターが長いことに気づく。これは高級シガレットによくあるパターン。あとで測ってみるとフィルターの長さは30mmあった。シガレットの全長はオレの計測で98.5mmあった。

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着火すると最初に気づくのは雑味の無さ。ここまで雑味を感じないシガレットは吸ったことがない。タール値は10mg。
そして着香はヴァージニアの香りに寄り添ったフルーティーなフレイバー。甘みを強調しているがベタベタ感はない。
そして最後まで吸っても雑味が出てこない。とてもきれいな吸い味のシガレットだった。

次にフィルターをちぎって吸ってみた。これでタール値が18mgくらいになるはずである。
吸いごたえがあるシガレットに変わる。しかし同時に甘みも強くなる。癖のある甘みに変化した印象。バランスは良くない。

次にフィルターの半分を切って15mmのフィルターにして吸ってみた。これは最初の印象に近いが、やはりバランスは崩れる。30mmでほんのり甘い吸い味を楽しむのが良いようだ。よく計算されている。感心した。

このシガレットは何時吸うべきか。葉巻のようなタイミングでは物足りなくなる。ティータイムに合うタバコだと思う。しかもコーヒーではなく紅茶。ミルクティーではなくストレートだ。

このシガレットはシガレットとしてかなり高いレベルに達していると思う。Peaceとしてはこれ以上のものは作れないのではないだろうか。
JTはおそらく今後もシガレット一本で行くはずだ。その他のタバコ類は関連会社が担当している。
ならば、将来HOPEやSevenStarsなどの方向で別のテイストのアニバーサリー・ブレンドを作って欲しい。腕の良いブレンダーのいるうちに。

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本日煙になったタバコ
R.Y.O
  DRUM:3本
Cigarettes
  Peace Classic:4本
  Hope:8本
Pipe
  Orlik Golden Sliced:1ボール



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