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最近オープンした銀座のシガーバーに連れて行ってもらった。
人が『隠れ家』という言葉を使ってバーを表現する場合、3通りの意味があると思う。
ひとつは無名で客が少なく、いつ行ってもゆったりとした時を過ごせる店。
もう一つは知り合いに会わない店。
そしてわかりにくい場所にある店。
そういう意味では一つ目と三つ目の条件に当てはまる店だ。
そしてなにより、銀座のバーで昼に葉巻が吸えるということ。このことがオレにとって最大の魅力だ。

今、銀座で昼に葉巻が吸える場所といったら、一部のカフェかダヴィドフショップと三越くらいしか思いつかない。おばちゃんや観光客がうるさいカフェか、狭くてドリンクのレパートリーが少ないショップか、選択肢としてはあまり魅力的ではない。
午前11時からちゃんとしたバーで葉巻が吸える、という極楽な店は都内でも少ない。
ランチの後にソフトドリンクや軽いカクテル、ビールなどで一服もできるし、土日なら昼からハードリカーをやるものいい。そんな選択肢に大きな魅力を感じるんだ。

その店は『Reserva』レゼルヴァという。葉巻吸いならぴんと来るネーミング。ポートワインに力を入れているそうだ。
既にシガー関係のイベントでお披露目され、立派なホームページもあるので、実は知っている人もかなりいると思う。
ただし場所はわかりにくい。地図をみても行き着けるか不安になるような店だ。オープンから1ヶ月経っていない看板すらない店なので、プレオープンの状態といえる。

15時前に訪れると客はいない。カウンターの中からかわいらしい女性のバーテンダーが出迎えてくれた。
アンティークのチェス盤にシガー用灰皿。ちなみにこの店は、ここで葉巻を買わなくては失礼にあたるような店では無い。バーテンダーによると、シガレットでもパイプでもご自由に、ということ。しかし連れて行ってくれた友人によるとオーナーはシガーオンリーでいきたいらしい。

しばらくすると1人お客が入ってきた。知り合いだった。そして3人で葉巻をくゆらせる。

許可を得て写真を撮った。
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ちなみに年内は無休で午前11時から営業しているらしい。いまのところ、夜も満席になったことはないとのことなので、しばらくは隠れ家を満喫できるかもしれない。
通い詰めるつもりはないが、銀座にこの店があるという安心感は代えがたい。銀座で仕事をしていた10年前だったら確実に入り浸っているところだ。

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