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5月31日は毎年世界禁煙デーらしいが、いったい誰のためにあるものか考えてみた。
基本情報
世界禁煙デー(World No-Tobacco Day)とは1988年にWHOが制定した禁煙を推進するための記念日である。
日本においては厚生労働省が主催してイベントなどを実施している。

今年のポスターは安藤美姫を採用した消極的なアプローチとなっている。
「輝きは、たばこの煙のないない暮らしから。」(ポスターpdf)

skd2014





















厚労省が主催するイベントの内容を見る限り、本気で禁煙に取り組んでいない様子がわかる。
共催、後援の団体の多さを見ればこのイベント会場にいる人間のほとんどが関係者であることが予想できる。また、イベントのメインである「安藤美姫」氏への禁煙大使任命式という何の効果も生まない「お遊び」がこの日の目的を暗示している。
つまり厚労省にとっての「世界禁煙デー」とは単なる予算消化である。職員にとっては休日出勤するうえに、1週間の禁煙週間の間は禁煙しろよ、とプレッシャーをかけられる辛い記念日でもある。
お役所の事なかれなアプローチが我々愛煙家には有利に働いている。ありがたいことである。

しかしWHOは本気だ。
WHOでは「Raising tax on tobacco」という直接的なアプローチで世界に発信している。
キャンペーン・ブローシャ(pdf)も良く出来ている。
wntd-brochure








日本でも本当に禁煙が好きな団体(なんとか学会サイト)などは、厚労省ではなくWHOのアピールを採用している。
一年に一回、個々の攻撃対象を見つけなくても大いに自分の主張ができるお祭りという位置づけといえる。

しかし「Raising tax on tobacco」というメッセージが厚労省にかかると「輝きは、、」と弱まってしまう。これには大いにほっとさせられた。


さて、我々愛煙家はどうであろう。
最近の傾向としては「そうか、世界禁煙デーか、じゃあ美味いたばこを吸わなくちゃね。」という流れになっている。
SNSなどによってその幸せなつぶやきや画像がシェアされて広まり、我々を勇気づける。
つまり、この日は己の愛する嗜好品の存在価値を改めて確認し、肯定する記念日なのである。


こうやって眺めると、世界禁煙デーはそれぞれの立場によってとらえ方が違うものではあるが、唯一我々のみがこの日を肯定的な日として捉えていることがわかる。
結論として。
「世界禁煙デー」とは愛煙家を勇気づけるため、我々のためにある記念日である。

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大煙会チラシpdf
チラシ表面
チラシ裏面


本日煙になったタバコ
Cigarettes
  HOPE SOUR-RED:8本
  紅塔山:4本
Cigar
  Trinidad Fundadores
Pipe
  Mac Baren mixture flake:1ボール