我が東京スモーキング・クラブからは女性3名、男性3名の6名で出場。
参加者はおよそ100名。主催クラブは池田山下FVPC、オレがかつて所属していたクラブだ。
使用煙草はMac Baren BIGHORN 2を3g。パイプは持参、タンパーは支給。
会場はJT東京支社の社員食堂を借りた。

今回は別室にてハードリカー（ラムやテキーラ）の試飲コーナーが開設され、早く消えた人から楽しむことができる。

11時受付開始、12時競技開始の予定ではあったが、12時からいつものスピーチリレーでかなり時間が経ってからスタート。
TSCとしては100分台をたたき出せる若きエース二人、副会長サダと最年少マーサに期待。そこにオレがどこまでタイムを積み重ねるか、団体戦の作戦、というか皮算用を持って臨んだ。

オレは昨年の全国大会で10位に入賞したときのパイプを使用し、その時と同じ作戦を立てた。
「よく寝て酒は飲まない」作戦。それに「大会前はパイプ吸わない」作戦を併用した。
題して「禁酒禁パイプ早寝」作戦。
禁酒といっても当日飲まない、というもの。実はかなりの出場者が調子に乗って朝から酒盛りをしている。これでは集中できない。
さらに、前日から緊張して寝なかったり、練習して寝なかったり、寝不足の状態でも集中力はかなり下がる。
また本番前日まで練習する人もいるが、ロンスモのストレスを持ち越してしまい、本番で集中を欠いてしまう。
実はロンスモのテクニックはおよそ2年で全て会得できるので、あとは当日の集中力次第になってくるのだ。

スタートから2分、着火ミスが出なかった。なかなか優秀だ。
4分。隣から「あ、」見てみると副会長サダの火が消えた。4分32秒。
早くも皮算用の一角が崩れた。

今回女性の参加者が少なかったのでレディース賞を狙える、という皮算用もあった。
しかも強豪のベテラン女性が早々と消えてしまったので、期待が高まった。
29分39秒、ザ・タバコクラブのミナミちゃんが消えた。この時点でレディース上位3位までの独占が決まった。
完璧に皮算用が決まった。

40分を超えてもあまり脱落者がいない。この大会はタフだ。
46分35秒。フミノスが消えた。これでTSCは女性3人とオレの4名が残っている。

52分48秒。セリナが消えた。彼女はレディース3位が確定。

60分を超えた時点でまだ50名近い参加者が紫煙をあげている。
しかしオレのボールの中にはあと30分は吸えるほどの煙草が残っている。90分はいけそうだ。

65分52秒、魔女の火が消えた。娘のマーサに負けたことが悔しそう。でもレディースの2位が確定。
68分26秒、マーサの火が消えた。母子で張り合っているときによくあることだが、どちらかが消えるとすぐに消えてしまう。
しかしレディース優勝が確定した。これは嬉しい。しかし団体入賞が厳しくなってしまった。
さあ、あとはオレの一人旅だ。この時点であと30名ほど。

90分を超える。あと6人。煙草は10分弱ぶんくらいか。ここからが勝負だ。3位に入らないと表彰されないからな。
背中にメンバーの期待を感じる。ニコチン酔いでクラクラする。95分を超えたところで「3位以上確定ですよ」と声がかかった。
ホッとしたが、100分はいきたい。しかし煙草はもうない。ボール下に少し残っている煙草の上の火種を細く息を吹きながら維持する。
よし、あと1分だ。
そのとき煙草が燃え尽きた。99分7秒。3位確定だ。2位とは38秒差。なんとも悔しい。
















控え室でラムを一杯ひっかけて落ち着いた。メンバーからは惜しい！おめでとう！と声をかけられた。
多くの方から祝福され、気分もよい。
団体戦は惜しくも4位。



















懇親会では社員食堂のスタッフのみなさんによる料理と酒で盛り上がる。
そして表彰式。池田山下の会長野村氏より表彰状と賞品をもらう。



















サダもブービー賞をもらった。



















そして、レディース優勝から3位まで独占。6人中4人が上位の賞状をもらい、1人がブービー賞をもらった。



















我がクラブにとってはとても楽しい大会となった。
そしてスタッフとして頑張ってくれた池田山下のみんな、ありがとう！


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