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タバコを知らないらしい。
近頃の若い者が酒やタバコをあまりやらないのは知っているし、オレも一緒に仕事をしている若い者たちと飲みに行っても誰も吸わない、という場面にはよく遭遇する。
吸わないだけならよいが、実はもっと深刻な無知が存在している。
今日のTSC例会で聞いた話。

某パイプショップにて。
若者「タバコはどうやって吸うんですか?」
店員「ライターで火を点けるだけですよ」
若者「ライター使ったことないので、使い方教えていただけますか?」
店員「マッチでもいいですよ、安いですから」
若者「マッチってどうやって使うんですか?」

某バーにて
店主「いらっしゃいませ」
上司が若い部下を二人連れてきた。上司は葉巻を吸い始めた。
部下「葉巻ってなんのために吸うんですか?」
店主「…」

タバコが好きとか嫌いとか、身体に良いとか悪いとか以前に存在を知らない。
そして、家庭から、学校から炎が消えてしまったので、ライターやマッチの存在も知らない。

愛煙家は嫌煙家の主張には反論したり、納得したりできるし、自分の立場を表明することもできる。
しかし存在を認識していない者に対しては無力だ。

禁煙・嫌煙運動が長く続いた結果、家庭や教育現場ではかつて「タバコはかっこいい」という価値観を「たばこはかっこわるい」と変化させ、メディアから駆逐し、現在はその存在を知らないまま大人になる若者が出現している。
かつて筒井康隆氏の小説「最後の喫煙者」は禁止され、迫害され喫煙者がいなくなる、という未来を描いたSFだ。
当時可能性のある未来と思えたが結末はそうはならないだろう。
実際の未来ではタバコは忘れ去られてしまうのだ。それが今目の前にある危機だと知った。

しかし、そう悲観することはないかも。
実際に、誰も吸わない飲み会でオレがパイプや葉巻をくわえるともの凄い反応がある。
「何っすかそれ!?」「渋いっすね!」「○△□!!」といったリアクションがあって面白い。
興味は喚起されるし、そこから入ってくる若い者もいる。
だからオレは視線のある場でパイプや葉巻をくわえるようにしている。タッチポイントとしては極小だけど、きっと記憶に残ると思う。

喫煙者の数は減っていくだろう。でも細くても消え去ることはない。それがオレの描く未来だ。

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