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今年、新しい刻みたばこ「小粋 松川刻」が発売された。
現在国内で流通している刻みは「小粋 松川刻」、「小粋」、「宝船」の三種。
複数の刻みが流通するのはいったい何年ぶりだろう?というくらい久しぶりのことらしい。
以前、たばこと塩の博物館webで紹介されていた江戸時代の効き煙草の様子を描いた絵を見て、羨ましく思ったことを思い出した。
同じような遊びを現在出来るようになった事は愛煙家にとって喜ばしい事。

小粋を発売しているJTアイメックスはJTの子会社で、シガレット以外の製品を担当している。刻みの他にパイプ煙草やシガーなどを取り扱っている。
趣味喫煙者にとってはJTよりも近しい会社といえる。
JT以外の会社は煙草の輸入はできても、国産葉を生産して製品を作る事はできない。
JTは国内で作られた葉は全量買い取りをしており、生産者を保護もしている。国産葉だけのビジネスに限ればきっと赤字に違いない。
独占しているが故の責務ともいえる。


さて、ここからお願いしたい事。
オレはタバコというものは「文化」化しなければ生き残れないもの、と考えている。
価格も高税率によって高騰し、もはや習慣で吸う嗜好品ではなくなりつつある。
そんな現状だからこそ、日本発の「たばこ文化」を輸出してほしい。
かつて煙管が朝鮮半島や中国大陸に広まったように、そして独特の香りを持つ国産葉をストレートに楽しめる製品である刻みや、新しいパイプ煙草やシガーなどオリジナル製品や伝統製品を積極的に海外に広めて欲しい。

JTは世界的なタバコ会社であり、JTのシガレットはJTインターナショナルを通じて世界中に販売されている。
最近はアラブ世界に対しても強力な販路を得た。
そうした販路の隅っこを使って日本のたばこ文化や製品を広めて欲しい。

たばこ文化を支え、発展、展開することが、将来たばこ市場を支えることにつながる、とオレは思っている。


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